みじかーい

□初詣で
1ページ/1ページ

リョーマ バカップル設定

01.初詣で




1月1日
新年になり、彼氏であるリョーマと私は初詣に来ていた。

たくさんの人がおみくじを引いたり、御参りしたりしている。

「ほら、」


といって出してきた手。


はぐれないように出してきたその手を見て、嬉しくなった私は、少し強めにギュッと握った。




「おみくじからする?」


「御参りにしよう」



リョーマはそう言うと、私の手を引っ張った。



そして、お金を取りだし賽銭箱に入れる。

2回手を叩いて目を瞑り、願い事を頭の中で連呼。



暫くして、目を開けた。

しかし、隣にいるリョーマはまだ目を瞑り手をあわせていた。


「…リョーマ?」


かなり参詣が長い事に気づいた私は彼の名を呼んだ。


「あ、ごめん」

「願い事、たくさんあったの?」

と笑いながら話しかけると

「違う、1つなんだけど…」


「へー、何願ったの?」

と冗談混じりで問いかけた。


「別に…ただ、アンタと一緒にいられますようにって」


リョーマもそう思っててくれてるんだと嬉しい気持ちで少し照れた。

すると、まだ何かあるようで話続けた。




「あと、結婚……できますようにって」


だんだん声が小さくなっていったけど、私にはしっかり聞こえていた。


幸せな気持ちが広がっていく。


「ふふ……2つじゃん」


「ほとんど同じ」


「…幸せにしてよね」



そういうと、自信ありげな声で「もちろん」と言った。





―――――――
お題提供は確かに恋だった様です\(^o^)/



END.
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ