預言の姫を巡り
巻き起こっていた
長きにわたる戦争
十七年にも及ぶ
忍の暗い歴史は
幕を閉じ
おのおのに
里を放れて行った
忍は人と交わりを持ち
新たなる歴史を刻み始める
かつては敵対していた者同士の
奇妙な同棲生活も一年がたち
このまま平穏な暮らしが
ずっと続くと思っていた
そんなある日
幾姫の預言が舞い落ちた
"導くものの光失われるとき
封印の王は目覚め
空に大輪の花舞うとき
闇はすべてを受け入れる"
操花の花嫁 弐
〜 古 の 封 印 〜
新たな預言は
何を伝えようとしているのか
突然現れた謎の青年
忍一族誕生の歴史
未知なる敵との対峙
歴史を刻む戦いが、再び幕を開く