一人語り部屋
□弟にクラナド(アニメ)見せてみた。
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さて、私の変態趣味に嫌がりつつも結局はハマってしまう、弟。
そんな奴に今回見せたものが、クラナドのアニメシリーズ全48話でございます。
クラナドはまぁ、知ってる人はとことん知ってる、知らない人も名前くらいはまぁ知ってるというような、かなり有名なギャルゲーですね。
私はアニメではなく、もともと原作のPCゲームをプレイして、ディスプレイの前で号泣してたんですが。
詳しいことはwikiで調べて頂ければこれでもかってくらいに語られているので、ここではさくっとお話しますと。
クラナドはギャルゲーの中でも特にストーリーが良いと評判なのです。
実際に、その神シナリオにどれだけの人間が涙したことか。
ただ単純に女の子と恋愛をして終わる、というものではないので、まるで長編小説を読んでいるような気分にさせます。
そしてテーマは『家族』……これに尽きます。
父親との関係が最悪に悪く、家族というものを知らない父子家庭で育った主人公と、仲の良い家族に囲まれて、大切に、大切に育てられたヒロイン。
この二人が出会い、様々な出来事を通して恋人同士になり、やがて結婚し。
人生は喜びも哀しみも全て抱えて続いていくのだということ、家族というものの絆や、人間の優しさは決して目に見えるものだけが全てではないのだということを、このゲームは丁寧に描いています。
これをプレイしてしまうと、もう乙女ゲームなんて出来なくなりますよ。ストーリーが浅すぎて。
まぁ、寿はもともと乙女よりギャルゲー大好き人間ですけれども。
何が楽しくてムッサイ男と恋愛せにゃならんのじゃー的思考で、可愛い女の子と綺麗なお姉さんに萌え燃えしてましたから。
閑話休題。
そんなクラナド。
弟はでも、ギャルゲーには興味を全く示さない奴でして。
「号泣したゲームは?」と聞かれて「シャドウハーツ!!」と拳を固めて答えるくらいにはゲーマーレベル高いくせに……。
あ、『シャドウハーツ』も寿が無理矢理おススメした作品ですよ(にこ)。
弟は漫画もゲームもハマれるくせに、小説とか文章が多い読み物になった途端に駄目なんですよねー。
なので、ギャルゲーはまぁ、どうせおススメしても無駄だろうと諦めていたのですよ。
ところが、アニメはさくさく見れるじゃないですか!
寿は原作至上主義なところがあるので、クラナドがアニメになったことは知っていましたが、別に興味は無かったわけなんです、が。
弟に見せてみようかと思い立ち、まずはどれくらい原作に忠実に描いてくれてるのかを確認する為、ヨウツベで検索かけてみたのですね。
で、まぁ案の定というかなんというか、渚お亡くなりシーンで泣き、失われていた父の記憶シーンで泣き、汐花畑から電車内泣きシーンで泣き、親父の背中流しから別れシーンで大・号・泣!!
やー……もう、なんていうか、やっぱり改めてこのストーリー構成は神だなと。
そして、ある意味これは原作を超えたかもしれないと、ちょっと思いましたわ。
音と映像のコラボが本当にヤバいのです。
展開知ってるのに泣けるって…ドンダケーΣ(゜д゜;)!
って、は!!
いけないいけない、ただの語りになってしまった(汗)。