綱獄

□女王様ってこんなかな
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はぁはぁ、という荒い息が響き渡り、スプリングがギシ、と軋んだ。
後ろに手を突いて、上半身を起こす獄寺に覆いかぶさり、片足を持ち上げる。
足を舐めるうちにまた硬く勃起したソレを擦り付けた。

「待ての出来ない、頭の悪い犬みたいですよ?」
「・・・うん、俺・・昔から、頭悪い・・から・・・」

それでもよし、と合図が出ない限り挿れたりはしない。
それに、痛い思いをさせてはならない。
押し付けてはいるものの、先に慣らす許可をもらわなくては。
余裕のない表情の綱吉を見て、肩に手を置き、後ろへ押した。
身体を離されて、寂しさとここで終わらされるのではという恐怖が先立つ。
だが、獄寺は肩に置いた手をそのまま綱吉にかざした。

「―――待て、ですよ?」

少し伸びた、シャギーの入った銀色の髪がさらりと流れた。
かざした手をそのまま綱吉の、情けなくも先走りをこぼすソレに添える。
指に透明な液体をつけて、そのまま自分の奥の孔に塗り込む。
そして、白い指を呑み込んで行く様を見せた。

「っふ、ん・・っ」
「な、なに・・・し、て・・」

これは、当てつけだ。
綱吉は理解していた。
我慢ならないほどに張り詰めている綱吉のモノを見て、楽しんでいるのだ。
だが待て、といわれた手前、動きたくても動こうとしない。

「ん、ぁ、じゅう、だいめぇ・・・」

前立腺を擦ったのか、蕩けた表情で見上げてくる。
指を三本呑み込んで、ぐちぐちと音を立てるソコを見、ごくりと唾を飲み込む。
さっきから自身が痛いほどに脈打っている。

「ぁっ、あっ・・んん」

だらだらと薄く白濁の混じったカウパーを出し続ける。
我慢出来ずに手を伸ばそうとしても、獄寺の視線がそれを諌めた。

「獄寺君・・・お、俺、」

欲望を耐えるためにシーツを握り締めたが、下半身の熱は上がるばかりだ。
薄く涙を浮かべた顔でくすりと笑うと、指を動かした。
三本の指を二つに分けて、孔を少しだけ拡げた。

「いいですよ十代目・・・痛くしたら、爆破しますけ、ど・・っ、んんぁっ!」

いい、という声を聞いて、獄寺の話が終わるまで待たずに押し込んだ。
ずずず、と呑み込むソコにすぐに腰が揺れる。
熱く締め付ける感触が気持ちよくて、強く打ち付ける。
はぁ、はぁ、と息を荒げながら、まるで主人に懐く犬のように獄寺に口付ける。

「んっ、はう・・あっあぅっ!」
「獄寺君っ気持ちぃっ・・すごくイイっ」
「あっあ、・・っ、じゅうら、ぃめっあっおくっ」

抜いては突き刺して、ずっとハメたままのモノがぬるぬるとして気持ちいい。
挿入からすぐに始まった衝動に頭がぐちゃぐちゃになり、どうしていいかわからない。

「あーっ、あ、あふっ・・んっ、じゅうらいめぇ!」
「かわい・・獄寺君・・・」
「ひぅっあ、で、でかくっ・・!」

ドクン、といっそう大きく膨らんだ綱吉のモノに身をよじる。
しゃくりあげるように喘ぎ、自らも腰を押し付ける。
足の膝裏を掴み、獄寺の身体を二つ折りにして突き上げた。

「あっひぃぅっ、あんんっん!ら、めっあ!」
「すご・・・ナカ、うねって・・キツい。腰止まんないよ・・」
「あっあっあ!んあっぅ、はっ」

意識がふらふらと揺れつつ、奥をがつがつと突き上げられて、びゅるるっと精液があふれる。
ハンパな射精のせいで絶頂感が長く続き、終わったと思えばまた続いた。

「ぁ、俺も、イくっ・・ナカ、ナカに、出してもいい・・?」
「ふぁっ、ああっ」

焦点の合わない瞳を見つめて聞けば、うつろにこくこくと頷いた。
その瞬間、ナカに熱い飛沫があふれ出す。
脈打つのを生々しく内側で感じ、びゅくびゅくとあふれる精液が注がれる。
その感覚にまた小さくイったのだが、綱吉は腰の動きを止めなかった。

「獄寺君、獄寺、君・・、はやと、隼人!」
「ぁっ、つなよしさっ・・・ら、めっは、はげしっ」

射精しながらも硬さを失わずに突き上げられて、生理的な涙がこぼれる。
びくびくと痙攣する足を押さえつけ、震える肩口に吸い付いた。

「あっ、や、またっ、またいくっあっ」
「ん、もっと、いって・・?」

少量の精液が飛び出すのを見届けながら、胸元の飾りを吸う。
ほぼ空イキ状態になっているせいで力が入らず、更に進入を許した。
酷いほどの快楽が指の先まで走り、目を見開いて無意味な声を上げる。

「はぐっ、ら、めっも、もぉ、やめ・・っ」
「ごめ、ん・・・不平不満は後で聞くから・・。もうちょっとだけ・・・」

もうちょっとと言いつつ幾度となく精液を流し込み、快楽のあまり獄寺が気絶するまで動きを止めなかった。
そしてそのあと、腰の砕けた獄寺に色々と無理難題を言われて、馬車馬のようにコキ使われたのだった。








「・・・この絶倫マグロが」
「あ、ちょっ、そういうこと言わないでっ、勃っちゃう!」
「マグロのくせに絶倫ってなんですか、矛盾してますよ」
「や、ヤバいって、勃った!」
「本当に変態ですね」
「ごめ、服貸して・・・べとべとになっちゃって着る服が・・・」
「そのまま帰ってください」
「ひ、人でなし!」
「不満でも?」
「・・ないです。むしろ妙に興奮してる俺がいる・・・」
「・・・リボーンさん、人選間違いましたね」



お・わ・り❤
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