REBORN!

□予想外
1ページ/7ページ

「G、G、いるか??」

どこかハシャいだような、興奮を隠し切れぬような表情を浮かべながらGの部屋の扉を開いた。
とはいっても、幼馴染であるGくらいにしか分からないような、微妙すぎる変化だったのだが。
ソファに座って自作のマドレーヌを食べていたGは、目の前に現れた上司を見ながらそんなことを考えた。

「お、なんだそれは。俺にもくれ」
「ん」

足を組み、ソファの背もたれに肘を置くG。
その両肩にがっしりと手を置きながら目ざとくマドレーヌに目をつけたジョットに、手に持っていたそれを差し出した。
躊躇なくかぷりと口にする様子は子供に餌をやっているようだ。
もふもふと口を動かしながらGの隣に腰を下ろした。

「相変わらず美味いな」
「時間が出来たからな、雨月に教えてやったんだ」

東の島国で育ったおかげか、洋風の料理や菓子に興味があるらしい。
Gとしても日本という独特の文化を持つ国の料理には少し興味があり、たまにこうしてお互いに菓子や料理を作りあったりするのだ。

「雨月は料理ができたのか」
「ああ、あいつの国では男は料理しねぇそうだが、まぁあいつは変わってるしな」

日本料理もなかなかイケるぞ、そう言ってGは小さく笑った。
ボンゴレという自警団を設立して、信頼できる仲間が集まり、Gは以前よりもやわらかくなった。
だが、他の人間のことで穏やかな表情をするのはなんだか気に入らない気がする。
湯気の立つコーヒーを飲んでいたGの顎を掴んで、すばやく口付けた。

「ぅ、ん・・」

温かいコーヒーを飲んでいたせいか、生ぬるく苦味のある口内をかき乱せば、抵抗はしないまでも怪訝そうな表情を浮かべる。
そのままソファに押し倒して、左足を肩に担いだ。

「・・・ぁにしてんだ、万年発情期」
「酷い言い草だな。他の男の話ばかりする恋人に灸をすえるだけだ」
「誰が恋人だって?」

右手をグーにして額をこつんと小突かれるが、特に抵抗する様子も嫌がる様子もないのでネクタイに手をかけた。
しゅるりと抜いたネクタイでGの両手首を結び、自分の首に引っ掛ける。
きつく結ばれたそれに眉を潜めるが、首元をぺろりと舐められて、すぐに自らジョットに抱きついた。

「なんだ、お前もノリノリじゃないか」
「お前と違って俺は学ぶんだよ。お前が俺の言うこと聞いて止めた試しがねぇ」

フン、と顔を逸らして言うと、髪がさらりと流れて首筋が露になった。
そこに強く吸い付くと、赤いあざが出来る。
小さく吐息を漏らして反応する様子に機嫌がよくなる。
ベルトを外して、ズボンと下着を少しずらし、右足も持ち上げると、Gの身体が二つ折りになった。

「・・・お前は本当に身体が柔らかいな」

ぐい、と両膝を頭の横に押し付けても表情一つ変えない。
呆れるほどに柔らかい身体だ。

「おめーだってやらけーだろ」
「Gほどじゃない」

Gの腕の輪から頭を抜き、太ももを押し上げたまま秘部に顔を埋める。
驚いたようにびくりと反応する身体を動かないように力を込めて押さえつけた。
きつく締められたネクタイを外そうと慌てる様子を上目で見つつ、べろりとそこを舐めあげた。

「ひっ・・ば、っかかてめっ!やめろ!」
「あんまり引っ張るな、あとが残るぞ」

ついでとばかりにゆるく勃ち上がったソコも舐めてやると、すぐに力が抜けた。
孔に意識を戻して、丁寧に舐めてやる。
舌を少しずつ差し入れながら、左手は太ももに置き、右手はGのモノを扱く。
中途半端に履いたままのズボンのせいで動きが取れないらしく、縛られたまま両手で口をふさいでいる。

「ふっ・・は、ぅ・・・んんっ!」

ぬるぬるしたカウパーを指に絡ませ、舌と一緒に二本、呑み込ませた。
急な質量に苦しそうに息を吐く。

「ばか・・舌、やめろ・・っ」

ニヤりと笑みを浮かべて、望み通り舌を抜いてやる。
ざらざらとした奇妙な柔らかさが抜けたおかげで、Gはホッとしていた。
だが、舌の代わりに指が三本、抜き差しされる。

「ぅ・・ぁっ、ぁぅっ」

ほぼ吐息のような鳴き声を漏らしながら、自分の指をかむ。
ずる、と指を引き抜き、ズボンと下着を取り払う。
靴下とシャツだけ身に付け、ネクタイで腕を縛られた様子は倒錯的だ。
ジョットは自分のベルトも外し、怒張したモノを取り出した。

「G、いれるぞ」
「くそ・・・明日は俺も仕事あんだから加減しろよ」

ネクタイを解いてやり、足を再び押さえつけた。
Gの腕がジョットの服を握り締めたのと同時に、大きなモノがずずず、と分け入ってくる。
その衝撃に目を見開いて、息をすることもままならずにジョットにすがりつく。

「ひぐっ・・ぁ、くぅ・・っき、キツぃっっ」
「う、く・・・おれも、だ・・はっ、力をぬけっ」
「む、むりっ、むりぃっ」

ふるふると首を横に振るGに深く口付け、ギュ、と抱きしめる。
時間をかけて、ゆっくりと体内に侵入する質量にビクビクと震えた。
ジョットにきつく抱きつきながら衝撃に耐え続け、太ももにスーツの感触を感じる。
口を離し、はぁはぁと息を荒げるGの胸元に所有印をつけた。

「はぁっ無意味に、でかくしやがって・・・っ」
「無意味とは失礼だな。でかいほうが好きなくせに」
「俺をそこらの娼婦と一緒にすんじゃねぇっ」
「娼婦に失礼だぞ」

汗をかいて、肌に張り付く赤い髪を梳く。
浮かんだ涙を舐めて、小さく動き始める。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ