めだかボックス
□倉庫
1ﾍﾟｰｼﾞ/4ﾍﾟｰｼﾞ
「まぁ、球磨川がいいなら、善吉の副賞はそれでよかろう」
「ちょっと待ってください」
「どうした？財部候補生」
「それじゃぁまるで人吉せんぱいの副賞が球磨川せんぱいみたいじゃないですか！」
『いや財部ちゃん、腕章の話だからね』
「やだやだぜったいにやだ！ 分かっています！でも誤解なきように言い直すべきです！」
『誤解する人いるのかな』
「俺は別にそれでもいいぞ」
『僕が良くないよ善吉ちゃん』
「そのあたりは話し合って決めるが良い。仲良きことは美しきかな！存分にまぐわい、親睦を深めるが良い！」
『冗談だとしても身の毛がよだつよ！』
「ほら！球磨川せんぱい！言い直さないとこのままじゃ人吉せんぱいに○○されて●●●させられてめちゃくちゃに▼▼されますよ！？」
「球磨川・・・最近は善球磨の数も増えてる。女性読者はもちろんのこと、男性読者にもお前が▼▼されるのを見たいと思ってるやつがいるんだ」
『嘘だ！！』
「球磨川せんぱいを狙うライバルは少ないほうがいいです！ 人吉先輩！あなたは別の副賞にすべきです！ジャンプマンガにおいて被ることは致命的ですよ！」
「ふふ、人気者だな球磨川」
『助けてよ！会長でしょ！？僕はお互いを助け合うことを条件に副会長になったんだよ！？』
「球磨川、お前は所謂男の娘ってやつだと思うんだ」
『善吉ちゃん、君からそんな言葉聞きたくなかった』
「分かった、じゃぁお前が抵抗する気がなくなるように今から調教してやる」
『普通に嫌だよ』
「ウソ吐くなよどうせお前ビッチだろ」
「まぁ、確かに球磨川は阿婆擦れの顔をしているな」
「球磨川せんぱいはビッチでしょうけど さっさと訂正してください！」
『なんで僕こんなに罵倒されてるの？』
「ほら早くしないと宝探しの時間がなくなっちまうだろ。来いよビッチ」
『ちょ、やぁだぁー！誰も助けてくれないの！？あっ高貴ちゃん！高貴ちゃんは助けてくれるよね！？』
「あ、球磨川さん！俺を巻き込むんですか！？」
「球磨川、阿久根先輩の背中に隠れるなんて冷たいじゃねぇか」
『善吉ちゃんはきっと病気なんだよ！』
「そんな涙目で見つめてくるってことは誘ってるんだろ？」
「死ね！変態庶務！ 黒神せんぱい！早く始めましょう！」
「うむ」
「よし球磨川、お前は俺と来い」
『ふざけんな！』
最初の台詞をこう勘違いしたのは財部ちゃんではなく私です。