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□過去拍手お礼
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サイトを開業して二ヶ月ちょっと経った。
書きたかったり描きたいものをやたらめったらかきまくったらもうネタがなくなってしまった。
このままでは更新が停滞してしまう。

「と、いうことで」

ボンゴレの皆様にこれからのサイト方針を話し合っていただいた。

「第一回、チキチキ、明日が見えないお先真っ暗をなんとかして脱出しよう会議を始めまーす」

ホワイトボードに適当な字で書かれた題名を読み上げたのはもちろん作品唯一の常識人、沢田綱吉。
その場には守護者数人が座っている。
わたげの趣味により初代とGも。

「ていうかなにこの題名。長いし、この時点ですでに方向性見失ってるし」
「早い話がネタないからなんか考えてくれってことですね」

六道骸はヴィンディチェだが、特別に出張してきてもらった。
クロームは不在です。
集まったメンバーは沢田、獄寺、山本、雲雀、大人ランボ、骸、ジョット、Gの八名。

「いくらネタがないからと言ってこんなことして更新の穴を埋めようなんて信じられないね」

学ランのない雲雀がコーヒーを一口。
しかし風紀委員の腕章はしっかりついている。

「バレンタインはもう終わりだぜ、いつまでもあのトップじゃやばいだろ」

タバコに火を付けて頬杖をつく獄寺。

「でもトップ絵なんて用意してないのなー」
「別になしでいいだろう」

現実問題をしゃべる山本に淡白なことを言うのはG。

「クフフ、つまりはサイトに常に変化があればいいのです」

たまにはまともなことも言うらしい骸。

「まぁ、ここに来てくれてる人たちのためにも、飽きない工夫は必要だよね」

綱吉はホワイトボードの題名を早々に消し、椅子に座った。

「ボンゴレ、初代が授業についていけなくて居眠りしてます」

手を上げて発言したのは最低限会話になる話をするために五歳ではなく十五歳のランボ。
Gの隣でいきなり机に突っ伏して爆睡しているのは初代ボンゴレボス、ジョット。

「初代!いきなり寝ないでくださいよ!」

綱吉の声ではぴくりとも動こうとしない。
だが隣にいるGに思いっきり頭をはたかれて目を覚ました。

「痛いじゃないか」
「孫を困らせるんじゃない」
「いや、そうなんですけどその言い方止めません?」

表情をひくつかせるも、初代組はあくまでマイペースだ。
年の功だろう。
初代編アニメ化決定おめでとう。

「ついつい見に来たくなっちまうようなトップにできりゃぁいいんだけどなー」

山本が大きくあくびしながら言う。

「クフフ、それなら僕がトップでこの美体を晒せばおのずと人が来ます」
「キモイ通り越してキモグロいんだよ、黙ってろバカ」

カチンと来た獄寺からコーヒーカップを直撃させられる骸。
そのあと雲雀が消毒液(という名の沸騰済みの熱湯)を上から注いだ。


少々お待ちください。


「とりあえずメインの沢田綱吉と獄寺隼人、初代と初代嵐が乳繰り合ってればそれでいいと思います」

パイナップルヘアーから湯気を立たせながらクフクフと笑い始める。
ちなみにこの短い間に雲雀と骸は一戦交えた。
そのため二人ともボロボロだ。

「まぁそうなんだけどさ、お前に言われると無性に癇に障るなその言い方」
「私とGの話が少ないのは気になっていたところだ」
「原作でやってねぇんだから仕方ねぇだろ」

Gは基本興味なさそうに紅茶をすする。

「更新アンケートって言っても管理人は基本いい加減だからね」
「適当にみんなで好きなこと言い合ってればネタになるのでは?」

ランボだけは真剣な表情をしているが言っていることは理解できない。

「好きなもの?・・・漫画」
「猫」
「強いやつ」
「野球?」
「麦チョコ」
「文庫本」
「あさり」

参考までに上から綱吉、獄寺、雲雀、山本、骸、G、ジョットである。

「皆さん完全にただの好物並べただけですね・・・心の中ではどうでもいいんだな・・」

なんの解決にもならず、いらぬ事実だけを引っ張り出したランボはしばらく黙ることにした。

「とりあえず僕が出ればアクセス数はあがると思うんですが」

ニコニコと笑いながら手を上げる骸。
それを見た獄寺が冷たい目でたしなめた。

「骸はダメだ」
「クハッ」
「お前はダメだ、骸」
「完全否定ですか」
「お前はな、骸・・・ダメだ」
「三回も言わないでいいでしょう」

机に上半身を完全に倒してくぐもった声でなにがぶつぶつ言っている。

「マフィア風情が・・・」
「どうでもいいけどなんの話してたんだっけ」

トンファーをハンカチで磨いていた雲雀が声を上げた。

「なんかもうぐだぐだですね・・・」
「でもとりあえずアップする小説は出来上がったのなー」
「これからもこんな感じでぐだぐだ行くと思いますが、綿祭をどうぞよろしくお願いします」
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