□テーマ別キャラトーク
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テーマその1

流星剣と流星



マルス
「と、いうわけで…
始まりました!新コーナー、
『テーマ別キャラトーク』!」


ここはアカネイアでもバレンシアでもなく、

グランベルでもエレブでもマギ・ヴァルでもテリウスでもないどこか、不思議な場所…

テレビのバラエティ番組に出てきそうなセットの中、マルスが司会を続ける


マルス
「司会者は、永遠の主人公、英雄王スターロードの
僕、マルスが務めます!

さて、記念すべき第1回のテーマは、『流星剣と流星』と、いうことでこの方達にお越しいただいたよ!

聖戦、トラナナより、
アイラさん、
シャナンさん、
スカサハさん、
ラクチェさん、
マリータさん、
そしてガルザスさんの
流星剣の使い手の皆さん…

蒼炎、暁より、
ワユさん、
ツイハークさん、
ソーンバルケさん、
ルキノさん、
そしてエディさんの
流星の使い手の皆さんです!どうぞ!」


マルスが右手をさっと振り上げると、その方角にはいかにもありがちなゲートがあり、そこから先ほど呼ばれたゲスト達が姿を見せた


アイラ
「いきなり連れてこられたが…
何だこれは?」


もっともである

見ればイスが手前に6個あり、奥に5個ある
それぞれに座れという事なのだろう


ツイハーク
「どうやら『流星剣と流星』について話し合えばいいらしいな…」

ラクチェ
「え?大陸対抗の試合じゃなかったの?」

スカサハ
「やめとけ。誰もお前にかなわないから。」

ワユ
「それは聞き捨てならないねぇ。
どう?あたしと勝負しよっか?」

先走った考えの妹を、多少自虐的に止める兄、しかし止め方が悪かったようだ

故意ではない挑発にすかさずワユが乗ってしまう


ソーンバルケ
「お前も少し落ち着いたらどうだ?
それで…『流星剣と流星』について何を話し合えばいいのだ?」


熱くなったワユをたしなめ、ゆっくりとイスに腰かけながらマルスに問うソーンバルケ


マルス
「そうだね…
お互いの使う流星剣又は流星の魅力について語り合ってくれないかな…



どちらがより魅力的か分かるように♪」

ガルザス
「それは決まってるだろ。流星剣だ。」

マリータ
「ですね。」

シャナン
「だな。」

エディ
「ちょ、早いよ!結論出すの早すぎ!」


自分のすべき事が分かった途端、結論を急ぐガルザス

そして素早いツッコミを入れるエディ
やはりバラエティにはこういうキャラは必要だ


エディ
「何か言った!?」

ルキノ
「確かに早すぎるわ。
余程自信があるみたいだけど…話してもらえるかしら?」


エディとは対照的に穏やかに反論するルキノ
こっちの方が説得力がある


エディ
「うっさい!」

シャナン
「話しても良いが…反論のしようがなくなるぞ。
良いのか?」

ソーンバルケ
「御託はいいから、早く話してくれ。」


軽くため息をつきながら返すソーンバルケ
こんな面倒くさい事は早く終わらせて帰りたいと思っているに違いないだろう


アイラ
「それでは、私から話そう。


まず、流星剣は発動すれば5回連続の攻撃をする。」

ワユ
「それは流星だって変わらないけど?」

アイラ
「違うのはこれからだ。

次に流星剣は、発動中に必殺も発動する。」

テリウス一同
「!!!」

アイラ
「さらに勇者の剣を装備して流星剣が発動した場合…
10回連続攻撃が確定する!

これに反論できるか?」


一気にまくし立てるアイラ
流星使いの一同を沈黙させる


ツイハーク
「く…確かに自信相応のスペックはあるな…」

マリータ
「さらにトラナナでは太陽剣や月光剣とも重複するわ!」

エディ
「でも君、シャナムとのイベントがないと流星剣習得できないよね?」

マリータ
「ぐっ…
ち、父上が習得してるから、私だっていずれ習得するはずだったわよ!
ですよね?父上!」

ガルザス
「ん…あ、あぁ…
そうかもな…」

マリータ
「父上ーッ!?」


エディの指摘にうろたえるマリータ
まぁそんな所も可愛い訳だが…


シャナン
「おい、話が逸れてるぞ。

で、そちらの流星の魅力はどうなんだ?」

ルキノ
「そうね…
流星は、必殺は発動しないけど、スキルなら発動するわ。
怒り、勇将、武器破壊…」

エディ
「俺が小手調べとキャンセルで、20回連続攻撃した動画だってあるぞ!」

マリータ
(私は19回…)

ワユ
「そうだよ!
流星にキャンセルを組み合わせれば、相手に何もさせないで倒すことだって…」

ラクチェ
「スカサハ〜
この前また相手に1回も反撃されずに闘技場制覇しちゃったよ〜」

スカサハ
「そうか…
俺も後少しだったんだけどな〜
1回だけ反撃させちゃったよ。

まぁ避けたけど。」

ワユ
「………」

アイラ
「☆100の勇者の剣を装備してたら、当然だろう。
流星剣が発動すれば、単純計算で必殺が5回発動する訳だしな。」

シャナン
「そういえばラクチェ、お前が50回連続で必殺出した動画もなかったか?」

ラクチェ
「そういえばありましたね。

勇者の剣が壊れるまでひたすら必殺を叩き続けてました。」

ツイハーク
「…それはする方も、される方も人間なのか…?」


流星使い達の反論はあまりに苦しいものとなっていった…


ガルザス
「そもそも発動率がちがうだろ。
流星剣は技%だが、流星は技÷2%だろ?」

ソーンバルケ
「いや、暁なら技の上限値40÷2の20に、
バイオリズム補正で最高30だ。

そっちと変わらない。」

シャナン
「そもそも流星は使えるようになるのが相当遅いではないか。

流星剣は、親世代も子世代も序盤から使えるからこそ、有り難みも感じるが。

流星は、蒼炎では上級職になってから数少ない『奥義の書』を使わないといけないし、
暁では最上級職でやっと使えるぐらいだろう?


ルキノ
「あくまで、『奥義』なのですから。
その位の扱いは当然です。
そちらこそ、序盤からそんなチートなスキル使える事がおかしいと思いますが?」

スカサハ
「だけど、蒼炎では必殺より使えないと専らの評判だし、
暁では流星を使わないとなかなか倒せないほど強い敵は、見切り持ちだったりするんですよね。

黒竜王とか、ラスボスとか。」

ワユ
「言われてみれば…
確かに暁は後半見切り持ちばっかだったからねぇ…」

エディ
「お、俺は毎周、アイク将軍を倒すのに役立ってるぞ!」

ラクチェ
「でも結局、流星の方が格下って事なんじゃない?」


あっさり最初の結論に戻るラクチェ

だが実際、流れは明らかに流星剣使い達の方に傾いていた

次第に返す言葉も少なくなってくる流星使い達…

このまま流星剣が勝利してしまうのか…?



シャナン
「この勝負、流星剣の勝ちという事で良いか?マルス殿。」

マルス
「別に勝負という訳じゃないけど…まぁいいんじゃない?

てゆうか僕、今まで完全に空気だったよね…」


つまり、彼らのトークが「た○しのTVタッ○ル」並みに司会者の出番が無いほど白熱したものだった…
という事だろう


マルス
「反対意見がないなら、このまま流星剣の勝利という事で…」

ツイハーク
「ちょっと待ってくれ!」


突然、マルスの言葉を遮るツイハーク
彼の目には自信と闘志が宿っている


アイラ
「今更何だ?
これ以上有効な反論ができるとでも言うのか?」

ツイハーク
「ああ…今気付いたよ…

流星が流星剣に完璧に勝っている所を、ね…」

一同
「!!!」


絶望的な状況から、挽回する自信満々のツイハークの言葉に、流星使いは歓喜し、流星剣使いは動揺した


ワユ
「ツイハークさん!
それ本当!?」

ツイハーク
「ああ、自信を持って言えるさ。」

シャナン
「馬鹿な…これだけ性能に違いがあるというのに…」

ツイハーク
「何も強力で使いやすい事だけが、魅力じゃないってことさ…」

ルキノ
「!
そういうことね…!」

ソーンバルケ
「なるほど、一理ある。」

エディ
「え?なになに?
2人とも分かってるの?

早く教えてくれよ!」

ワユ
「そ、そうだよ!
あたしもサッパリだよ!」


意味深なツイハークの言葉に、ルキノとソーンバルケは、その「魅力」に気付いたらしい

一方エディとワユの2人は、全く分からないようだ…キャラ的にもそれが正解か…



アイラ
「この状況をひっくり返せるとは思えないが…
いいだろう、面白い。」

ガルザス
「確かに…そこまで自信があるなら、いい加減話したらどうなんだ?」


なんだかんだで、皆気になるようだ


ツイハーク
「それでは言わせてもらう。
流星が流星剣に勝てる、最大の魅力とは…」


ゴクリ…


緊張が走る…

まるでこの空間だけ、切り取られたかのように、時間が経つのが遅く感じる…


起死回生の一言は…!?
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