BL
□恍惚車両
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「馬酔木行くぞ。」
「──もう、行くのか?」
今朝そんな会話をして梅桃に連れ出されたんだが……
まさか‥こんな事になるとは─────
「──クッ‥ッ…」
さっきから何なんだよ
グッ───
「ッン!!」
「馬酔木…どうした?」
「な、ッんでも‥ねぇ」
「…………」
格好悪くて言えるかよ…
痴女に触られてるなんて…
ジーーッ
嘘だろっ、前開けやがった───
──スル
止めろっ!!!!
グイッ
「──何してるんですか?」
「梅桃っ──」
「───ッ!!!」
触れていた手が無くなったと思うと梅桃が女の手を掴んでいた。