版権小説
□住み良い環境設定
1ページ/3ページ
ハートの海賊団+トラファルガー・ローです。
俺の船は潜水艦だ。
普通の海賊とは異なる所は色々あるが、外見的な意味で一番の違う所は船の形だろう。
船とは違い、海中を潜る事ができる。普通の船同様に海上も移動する事が出来るが、あまりしない。
島に上陸する際も気付かれないようにしている。よって、ハートの海賊団の船が潜水艦だということはあまり知られる事もなく航海を続けていられた。
海軍や他の海賊からも見つかりにくいので中々の快適具合だ。
そんな好条件な船なのだが……
「キャプテン…お腹空いた。新鮮なお魚が食べたい」
ベポが言う。
「洗濯物を干したいですね」
ペンギンと帽子にかかれた船員がぼやく。
「そろそろ甲板の掃除しないと。きっと藻や何やらで汚れていますよ」
他の船員たちも続くように口々に言ってくる。
「…お前たち」
自室で本を読んでいると船員たちに呼び出された。海軍にでも見つかったのかと思い部屋から出てきたというのに…。
船員たちに背を向け部屋戻る事にした。
「船長!!」
呼びとめようとわらわらと俺の周りにまとわりつく船員たち。
着々と部屋に戻る為に足を動かす。
「ほ、ほら!情報とかも仕入れないと…」
「最新の情報はちゃんと仕入れているはずた」
情報屋から定期的に送らてくる情報は確かで、一般公開されない裏のものも含まれていた。