版権小説

□思惑
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ワンピース580以降構造〜



ハートの海賊団の潜水艦が地底深くを進む。
先程まで海上付近では、海軍の船がしつこくウロついていたが諦めたのか今はもういない。
何かしらの理由があったとしても、俺にそんな事を気にしている余裕は無い。


「船長!出血が酷く危険です」

「あるだけ全部輸血しろ。」
麦藁屋の体から、とめどなく血があふれている。輸血した先から出ていく血。
元を絶たないと……な。大きく焼けただれ穴の開いた腹のキズを前にしても俺は余裕だった。

『死の外科医』と呼ばれてはいるが、腕には自信がある。そこらにいる医者に負ける腕は持ち合わせてはいない。世界中の医者達が無理だと手をあげ諦めても、俺は諦める気はない。

むしろ、そんな患者を俺は欲っしていた。そんな患者を前に俺は高らぐ気持を押さえる。

かなりのキズ、薬でも服用したのかと思うような体力の低下。極めつけに精神の崩壊。

精神的な問題は本人の問題だから俺には関係ないか。
専門外だ。
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