捧げ物

□○○∞○○
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先生が教室から出ていったのを確認したクラス一同は―――


「隣のオレンジ・ハロだ。何かわからないことがあったら何でも聞いてくれ。後、学級委員もしているから大抵の事はマル秘権力で何とかなる。よろしく。」

後半のセリフが怪しいがにこやかに微笑み、手を出すオレンジ。

「は、はい…!!よろしくお願いしま」

オレンジが差しのべた手を握ろうとしたら………

ガシャン

「私はネイ。髭王国より飛来したモノネ。」

アカはネイのスペシャルアタックで床に倒れその上にネイがハッハッハと言いそうな感じで乗っているという状態。

「ごほっ、髭王国って何ですか!?何処にあるんですか。」

アカは必死に体を起こそうとするがネイが重いのだろうか、起き上がることができない。

「転入生、そいつの戯れ言に付き合わない方がいい。」

その状態を観察しながら言う。助ける気は毛頭ないようだ。

「髭王国はアルネ!!!」

叫んで空に向けてきら星のポーズをする。

「必殺!!!天空地雷落とし!!!」

イエローは必殺技、フライパンで地面を叩くと地割が起きる技を使った。

「きら星は無敵だ!!!!」

「ぐぇ」

意味不明なことをいい、アカを思いっきり踏みつけて回避する。

「やっと起き上がれ――」

アカは言葉をのみこんだ。気づいたらフライパンが目の前に迫っていた。アカは直感的にこれに当たると生きて帰れないと思い、回避しようと思ったが無理なことに気づいた。
やられる―――短い人生だった―――

「まったく、アカが下にいるだろうが!?」

オレンジが颯爽とアカを引っ張り助ける。

バギバキ

教室の床に亀裂が入った。

「あ、あれ?死んでない?」

急に引っ張られたことに驚き、自分が無事なのを確認する。

「この、ど阿呆。別にネイには攻撃して

「きら星に敵うはずな

ドガ

オレンジは目に留まらぬ速さでネイの鳩尾に蹴りを入れる。

カン、カン、カン、ノックアウトという声が何処からか聞こえてくるような気がする。

話に割り込むな。……攻撃していいが、アカが下にいるだろう。何でわざわざ下に攻撃する技をした。横でいいだろうが。」

「いや、アカを助けようと………ああ!!!下にアカがいる!!!!」

今さら気づいたようだ。





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