企画
□ハロうぃん
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「何て恰好しているんだ?」
オレンジハロが言う。
「ハロウィンだから、月の仮装をしている。」
上に吊るされているイエローハロ。
「料理はどうしたんだ?」
頼んだ料理を取りに来たらしい、オレンジハロ。
「出来てる、出来てる。」
指を指した先に料理が置いてあった。ハロウィンらしく、色が普段はありえないような色になっている。味は保証しないらしい。
「出来てるなら、いい。今日は新入りを紹介しに来た。来い来い。」
オレンジハロが手招きする。
「新入り、新入り?」
不思議そうに言う。
ポヨン、ポヨン。
青い球体がオレンジハロの脇から出てきた。
「こんにちは、こんにちは。」
あいさつをする青ハロ。
「名前は青ハロだ。よろしく頼む、頼む。」
オレンジハロが紹介する。
「わかった。イエローハロだ。よろしく、青ハロ、青ハロ。因みに得意技は料理だ。料理だ。」
簡単に自分を紹介した。
「よろしく、よろしく。得意技は疑似人格だ。……………チョリース☆」
疑似人格のネタを少し披露した青ハロ。
「と、こんなやつだ。他のやつにも挨拶に行く、行く。またな、またな。」
オレンジハロが別れを告げる。両手に料理を持っている。
「またな、またな。」
二体は部屋を出ていった。
End