捧げ物
□逮捕!?
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「何事ですか!?」
事務のアニュー・リターナーが騒がしい部屋に入った。
「ハロハロ〜♪」
ボヨン、ボヨン
ハロ達が跳び跳ねている光景を見た。
「えっと……」
アニュー困惑。とにかく、中に入ることにして、扉をしめた。
「だらしないですぅ〜。」
ミレイナがいつまでもハロが捕まらないのを見て、呆れぎみに言う。
「なら、捕まえられるのかよ!?俺達の代わりにやれよ!!!」
ライルがミレイナに怒鳴る。
「仕方ないですぅ。ハロ、そろそろ遊びは終わりですぅ。私とお話して楽しもうですぅ。」
ミレイナが言った瞬間―――
ピタッ
ハロ達がミレイナの元に集まり、止まった。
「嘘だろ………。」
ライル唖然。
「ハハハ、凄いな。」
ニールは笑っている。
「速く使ってよ、ミレ…………はるかちゃん。」
精神的にも疲れてるアレルヤ。これはギリセーフ。
「凄いチョリース☆」
(時間を無駄にした。ハロがあんなにもすばしっこいとは…………)
「そういうのは速めに使うべきだ。はるかちゃん。」
辺りの書類を片付けるボス。
「皆の勇姿を見たかったんです!!皆−50点ですぅ。」
アレルヤ、後−100点で消えます。
「話す、話す。」
ハロ達が待ちきれず、急かす。
「ごめんなさいですぅ。えっと赤ハロを見てないですか?赤ハロもまぜて話をしたいんですぅ。」
ハロ達は顔を互いに見合わせる。
「見てない、見てない。」
「会ったの2、3日前だ。」
「沙慈の所に戻るって言ってた。」
「宿題手伝う、手伝う。って言ってた。」
「後、グラハムとか言う奴に追いかけられたとか言ってた。」
「そうだ。そうだ。」
「しかも最近、パープルブラックHEROも見てない、見てない。」
「だそうです〜。」
「そうか。グラハムを問い詰める準備を……………」
ボスが言いかけた時――――
「その必要はない!!!」
バンッ
いきなり扉から登場グラハム・エーカー。