企画

□桜
3ページ/8ページ

ニールの作戦プラン――――――――それは―――――




「ティエリア、明日空けとけよ。」

ニールは軽く言う。

「何故だ。理由が無ければ、プライベートに干渉しないでもらおう。」

ティエリアは冷たく言う。

「いや、実は皆で花見でもと思ってな。」

ニールは言う。

「そんなことで、プライベートの時間を潰さないでもらいたい。」

ティエリアはもう用がないなら、帰れと言ってるようだ。

「いいのかな―――そんなこと言って。」

ニールはニヤニヤしながら言う。

「何だ。」

ティエリアは意味が解らないらしい。

「明日は刹那の誕生日なんだけどな――――皆いるのにお前だけいないなんて、刹那がっかりするかもな。しかも、皆で楽しく食べたり飲んだりするのに。ティエリアがそこまで言うなら、俺が上手く言っとくよ。」

ニールが身を翻して、出ていこうとすると―――――


「待て!!そこまでは言ってない。仕方ない、明日は空いている!!」

ティエリアがニールに焦って返す。

「そうか、それじゃ、明日アレルヤが居る桜の下でな。」

ニールは明るくいい、部屋を去った。

「……はめられたか?」

ティエリアはニールが居なくなった後、呟いていた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ