企画
□桜
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ニールの作戦プラン――――――――それは―――――
「ティエリア、明日空けとけよ。」
ニールは軽く言う。
「何故だ。理由が無ければ、プライベートに干渉しないでもらおう。」
ティエリアは冷たく言う。
「いや、実は皆で花見でもと思ってな。」
ニールは言う。
「そんなことで、プライベートの時間を潰さないでもらいたい。」
ティエリアはもう用がないなら、帰れと言ってるようだ。
「いいのかな―――そんなこと言って。」
ニールはニヤニヤしながら言う。
「何だ。」
ティエリアは意味が解らないらしい。
「明日は刹那の誕生日なんだけどな――――皆いるのにお前だけいないなんて、刹那がっかりするかもな。しかも、皆で楽しく食べたり飲んだりするのに。ティエリアがそこまで言うなら、俺が上手く言っとくよ。」
ニールが身を翻して、出ていこうとすると―――――
「待て!!そこまでは言ってない。仕方ない、明日は空いている!!」
ティエリアがニールに焦って返す。
「そうか、それじゃ、明日アレルヤが居る桜の下でな。」
ニールは明るくいい、部屋を去った。
「……はめられたか?」
ティエリアはニールが居なくなった後、呟いていた。