企画

□桜
2ページ/8ページ

ある日の事―――――


「桜も咲いてきたね―。」

アレルヤが辺りを見ながら言う。

「そうだな。」

ニールも窓を見ながら言う。

「お花見したくなるな。」

ニールが何気なく言葉をもらした。

「うん、それじゃあ明日花見しよう!」

アレルヤが突然言う。

「そりゃいいな……って明日は急過ぎるだろ!」

ニールが突っ込む。

「だって明日は特別な日だよ!?これは何かしないと!!」

いつも余り強く言わないアレルヤがこの時ばかりは強気で言う。

「確かにそうだ。だが、予定が合わなかったら大変だろう。刹那は問題ないが、ティエリアは無理やり引っ張って行けばなんとかなるか?」

ニールは言いながら、自分でシュミレーションしている。

「だめかなあ………。」

アレルヤは少し残念そうな顔をする。

「わかった。なんとかするよ。」

ニールは言う。

「ありがとう。絶対に重箱作ってくるから!!」

アレルヤは嬉しそうに言うと重箱の買い出しに行ってしまった。

「おい!なんとかなるかわからない………ってもういねぇ!!こりゃ、意地でもなんとかしないと………。」

ニールの作戦プランが始まる――――――
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ