企画
□桜
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ある日の事―――――
「桜も咲いてきたね―。」
アレルヤが辺りを見ながら言う。
「そうだな。」
ニールも窓を見ながら言う。
「お花見したくなるな。」
ニールが何気なく言葉をもらした。
「うん、それじゃあ明日花見しよう!」
アレルヤが突然言う。
「そりゃいいな……って明日は急過ぎるだろ!」
ニールが突っ込む。
「だって明日は特別な日だよ!?これは何かしないと!!」
いつも余り強く言わないアレルヤがこの時ばかりは強気で言う。
「確かにそうだ。だが、予定が合わなかったら大変だろう。刹那は問題ないが、ティエリアは無理やり引っ張って行けばなんとかなるか?」
ニールは言いながら、自分でシュミレーションしている。
「だめかなあ………。」
アレルヤは少し残念そうな顔をする。
「わかった。なんとかするよ。」
ニールは言う。
「ありがとう。絶対に重箱作ってくるから!!」
アレルヤは嬉しそうに言うと重箱の買い出しに行ってしまった。
「おい!なんとかなるかわからない………ってもういねぇ!!こりゃ、意地でもなんとかしないと………。」
ニールの作戦プランが始まる――――――