毛糸物語(NARUTO)

□アラサー女医のとある1日
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ここは忍びが生きる世界


この世界は5つの国からなりそれぞれに隠れ里があり、その付近にも大小それぞれ忍びもそこに属し、国や隠れ里を守る為に日夜戦ったり働いている。だが、そこで活躍するのは忍だけではない。


そんな世界に住む一人の女性、けいとアムも毎日忙しなくても懸命に生きていた。


[火の国・木の葉隠れ里]


[町の病院の診察室]


『っ…特に異常は見られませんが…神経の炎症なら、痛み止めと湿布は出して措きますので、それをして尚また痛み出したらご連絡くださいね』


「はぁい…先生には感謝してますよぉ(笑)」


『いいえ(笑)ササギさんや他の患者さん達がいつまでもお元気で生活を送れるために私達がいますので。それよりもあまり無理しないで少しはご自身も労って下さいね』


「独り住まいでなぁ、やる人だって自分しかおらんて…でもなぁ、もう少しだ…もう少ししたら父ちゃんが迎えに来てく『まだ早い!って、きっと旦那さんだって言ってますよ!』そうかのぅ?」


『そうですよ!』


「フフッ(笑)本当に先生は良い人だなぁ」


『そんなことないですよ(苦笑)』


「イイ人おるんやろ?」


『それが居ないんですよねぇ〜!残念ながら』


「ええぇ!?嘘言うなさんなって!先生程の美人さんでイイ人もおらんて、誰が信じる?」


『いやいや、本当にいないんですよ…いざ、意識するとなかなか上手くいかないみたいで』


「なんじゃ、意外に不器用なんじゃね先生 この年で純情やなんて」


『それよりも、今は恋愛よりも美味しい食べ物が食べたいんで』


「なんじゃ、色気よりも食い気か!」


『はい(苦笑)』


「そんでも可愛いから若いってええなぁ!先生が羨ましい」


『若さは気の持ち様ですよ!ササギさんの年代だってやろうと思えば今からでも青春は出来るんだから!』


「青春ねぇ〜!確かに先生の言う通りかも知れんが…こう体が衰えたら恋愛だって見てる方がおもろいしなぁ」


『っ…確かに』


「なぁに 先生まで頷いてぇ!先生は見てる方よりもやる方じゃろ!?」


『いやいや!それよりも仕事が一番ですよ!私は』


「つまらんなぁ…でも寿退社となれば、あんたに会えんのは寂しいからもう少し、この婆に付き合ってくれるかのぉ」


『もちろんです(笑)』


患者さんとのコミュニケーションも日々接して信頼関係を築いていた。
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