小説

□糸B
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始めは面白い人で、一剣交えたいと思っていただけだった。






けど町で見掛ける度に、話をする度にあの人の光に吸い寄せられていく自分がわかった。






自分と旦那は男同士でこんな想いを抱くのは可笑しいが好きだという気持ちはどんどん増していくばかりで自分でも止められねェ









好きですぜィ、

旦那。



この前冗談混じりで言ってみたら案の定軽くあしらわれた。






[旦那は男同士の恋愛ってどう思いますかィ?]




もう一つ質問をしてみた。
今度は冗談混じりではなく本気で。







[…いいんじゃないの。本人達がよければ]



じはらく黙りこんだ後こう旦那が言ってきた時には正直驚いた。

てっきり[気持ち悪ィ]

など言っってくると思ったから。





[嫌悪感感じないんですかィ?]





[別に]
今度は即答された。



これはもしか俺にもチャンスがあるかもしれねェぜィ?








思いがけない旦那の返答に自分と旦那がもしかしたら恋仲になれるんじゃないかと淡い期待を胸に抱いた。











その後旦那に何故急にそんな質問されたのか聞かれたが無視して頓所にもどってきた。
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