短編
□お正月
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今日はヘキサゴンの新年会
全員、着物を着てくることになった
着替えようと思って歩いたその時
「つーるーさぁぁぁん!!」
ドンッ!!
「ぐっしゃ!?!」
テレビ局の廊下を普通に歩いてる無防備な背中に俺より重いものがのしかかってきた
危うく前に倒れそうになったが、最近、サーフィンとかで運動してるから変な声は出たが、ぐっと踏ん張って体制を立て直した
「お、おおお重いぃい!
誰っ!?いや、聞かなくても分かるっ!雄輔ぇ!」
「あれ?バレちゃった☆」
「バレちゃった☆じゃねぇ!
降りろ!まとわりつくな!
足で俺に抱きつくな!」
「もぉ!つるさんってばホントに俺のこと愛してんの?」
「黙れっ!」
むぅ!とふくれながらもピョイッと俺の背中からやっと降りた
そして俺が間髪入れずに振り返って後ろにいる雄輔に説教した
「雄輔なぁ!いきなり飛び掛かってきたら危な……」
一言言い終わる前に唖然とした
だって雄輔のカッコ、スゲーんだもん
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