短編

□お正月
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黄色い着物を着てて頭には黄色いサンタクロース帽子を被ってた

「……なにこれ、スゲー真っ黄色なんだけど」

あまりの黄色に強調しすぎで目がチカチカしてきた

でも雄輔はファンにも喜ぶとびっきりの笑顔で

「うん!今日はめでたい日だから!」

いや、お正月だから黄色を強調しなくても…と心の中で呟いとこう

「ってことで、はいっ」
早々、雄輔が手を差し出してくる

「なに、この手」

「んっ、お年玉。ちょうだい☆」

「おい!ちょっと待てっ!
お前、いくつだっ?!31にもなってお年玉をもらうなんておかしいだろ!」

「えーっ!だっておにぃがお年玉貰えるって言うからつるさんなのかなって思ったのにー!」

「なんで俺なんだよっ!
普通、神原さんか紳助さんだろ!」

「だってつるさん、けっこう稼いでるし、彼女いないからたくさんあるじゃん」

「アホかぁ!!」

そう俺達がみっともない廊下で言い争って(?)ると…

「剛兄ぃ!雄ちゃん!」

呼ばれて振り返るとそこにいたのは直ちゃんだった

……直ちゃんもけっこうスゲーカッコだ



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