□双銀の刃
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俺は名の知れたハンターだ。と、言っても自分のいる村ではだがな………。たまに街の方からも依頼(クエスト)が来ることもあるんだが全て断っている。あまり目立ちたくはないんでな。
依頼を果たし自室へ帰ろうとしていると猫バァからアイルーを雇わないかと言われた、なんと料理にハンターと頼りになるらしい。
*「う〜ん、どいつにしようかなと…」
アイルー達は皆雇って貰おうと必死にすり寄って来ている。
猫バァ「どのアイルーも生きのいいのがいるよ」
*「そうだな〜、やはり斬撃猫かな?」一瞬、爆弾猫と打撃猫の表情が固まる。
*「そうだな〜、…………ん?」ふと気付いた。皆集まる中一匹だけ猫バァの背中の荷物の上でくつろいでる“奴”がいた。
*「なあ?あいつは?」
猫バァ「あいつは様々なハンターに雇われたが直ぐに解雇されてきたメラルーだよ〜。何でも働かないし口も悪いみたいだよ」
俺は考え、そして
*「ならその猫で良いさ、囮くらいにはなるし、口の悪さくらいで狩りが難しくなる訳じゃないし」
そして契約した。アイルーキッチンに行くとさっきの猫がいた。
*「よう、これからよろしくな相棒」
挨拶をした、したはずだった。
レオ「気安く呼ぶな、相棒ではなく俺はレオだ」
銀「……………俺は銀だ。しかしお前口悪いな。」
レオ「余計なお世話だ!貴様を今ここで裂くぞ」気づくとテーブルナイフが首もとにあてられていた。
銀「クッ!?」(コイツ!隙が無い!)
レオ「次から気をつける事だな………お前の噂は聞いている、少しは期待できそうだな。」
これが後に双銀の刃と名コンビと呼ばれる事になるとは今はまだ誰も知らない

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