四聖獣

□戦乱の幕開け
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「さて恋は〜っと」
タタタ…
「ん?」
ゴス!
後ろを振り向くと同時に激痛が走る。
「痛!?痛!!」
「バカ!今まで何してたのよ?」
「このバカ急に殴りやがって…?」
華恋の瞳が赤く腫れていた。
「悪ぃ。ゴタゴタしてたから会う時間がなかったんだ。でもちゃんと会うつもりだったんだぞ?…本当だよ?」
幼い頃から彼女の涙には弱い。
「それでも近くに来てるんなら連絡ぐらいよこしなさいよ!」
親父と同じ事言ってら。殴られるから言わないけど。
「だから悪かったって。元気だったか?」
話を切り替えてみた。
「それなりにね。リュウは?」
「それなりだな」
そう言って二人で笑った。
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