桜並木口
□茶柱
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「薫殿ー。一休みするでござるー。」
剣心が御茶を持って来てくれた。
「あっ。ありがとう。」
「あれ?これ剣心の湯呑。」
そう、私の受け取ったのは剣心がいつも使っている湯呑。
「今日はいいんでござるよ。」
にこにこ顔の剣心。
(あれ?)
そうその真ん中にしっかり!
「茶柱だよ♪今日は良い事あるね!きっと!ねっ!剣心♪」
私が嬉しそうに言うと剣心がにこって頷いた。
あっ、だからかぁ!
「ありがとう!剣心!」
「これで拙者も幸せでござるよ。」
(剣心のその優しさが幸せなのかも)
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