リクエスト小説
□特権
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(基本、会話形式で進みます)
リオン→リ
ユーリ→ユ
※「3人の収録会」を先に見て頂いた方が、話が分かりやすいと思います。
単体でも読めます。
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リ「ここか」
リオンは指定された部屋へと入る。
ユ「よっ!」
リ「……………」
ガチャ。
ユ「おいおい、閉めんなよ」
リ「何となくだ、気にするな。それより、ここは……」
ユ「あぁ、魔法カルタの時と同じ場所だぜ」
リ「だが、あれは終わったはずじゃなかったか?」
リオンが豪華な椅子が一つあることに気付く。
リ「どうして一つしかないんだ?」
ユ「俺と一緒に座るためだろ」
リ「誰が座るか!」
ユ「俺は別に構わないぜ?」
ユーリが座り、両腕を広げる。
ユ「ほら、来いよ」
リ「殺されたいのか?」
チャキッ、とシャルティエを突き付ける。
ユ「冗談に決まってんだろ」
リ(冗談に思えん)
ユ「それより、この椅子に見覚えないか?」
リ「……まさか、あれか?」
ユ「そう。まさかのあれだ」
ニヤリとユーリが笑う。
(ユーリがだるそうに白い紙を読む)
ユ「というわけで、第6回の人気投票結果について話し合えとの指令だ。尚、ユリリオ使用で話を進めるように……だそうだ」
野外1「何が、『だそうだ』だ!オープニングトークが長すぎだろ!!」
野外2「本家の司会者放っておくのってどーなのよ!」
ユ「うるせーな。だったら、勝てよ」
野外陣『うっ………』
リ「そういえば、アスベルはどうした」
ユ「あそこ」
野外陣たちと一緒の扱いで、体育座りで落ち込むアスベル。
野外3「1人仲間外れにされても泣かないし。気付かれなくても泣かないし。名前が、『野外3』扱いされても……泣かないし」
野外2「三位でこの扱い。残酷」
ユ「お前ら何か勘違いしていないか」
野外陣『勘違い?』
ユ「俺とリオンは殿堂入りするかもって話しになってんじゃねーか。だから、この扱いだ」
ぐいっと、リオンの腰を抱き寄せ、ドヤ顔を決める。
リ(……はぁ、帰りたい)