リクエスト小説
□envy
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ある日突然、僕はユーリに告白された。
当然驚いたが、嫌な気は一つもしなかった。
告白されて気が付いたのだが、どうやら僕も奴が好きだったようだ。
OKを出して、付き合うようになった。
それから分かったことが一つある。
とにかく、ユーリはモテる。
モテる……という言葉が正しいか分からないが、常に彼の周りには誰かしらいる。
それが嫌だというわけではない。
それは此処ギルドにいる以上仕方がないことだ。
ただ………
「面倒見がよすぎる」
何だかんだ言いながら、結局、何かしらしてやるのだ。
例えば………
「ユ〜リ!ねぇ、プリンが食べたいなぁ〜」
「勝手に食べればいいだろ?」
「えー、僕はユーリの作ったプリンが食べたいんだけどなぁ〜……ダメ?」
「他を当たれ」
「プリン!プリン!プリン、食べたいなぁ〜甘くて美味しいプリン!食べたいなぁ〜♪」
「ちっ……分かったよ!今日だけだからな!」
「やったぁ!」
と、面倒臭そうにしながらもマオにプリンを作ってやる。
他にも……
「ユーリ、おしゃべりしません?」
「フレンがいるだろ?」
「フレンはもう誘っています。久々に、3人でゆっくりとおしゃべりしたいと思ったんです」
「あ〜……」
「ユーリは、嫌、です?」
「………仕方ねぇか。断ったら、後でフレンがうるさそうだし。いいぜ」
「ありがとうございます!」
と、エステルの誘いを嫌な顔をしながらもOKする。
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