長編3
□懺悔
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あれから次第に僕は任務に追われることが多くなり、徐々にあの日の出来事を記憶から消していった。
そして、神の目の奪還の命が下ってからは、あの人の事を考える事はなくなった。
その旅では、僕が知らなかったものを与えてくれた存在がいたからだ。
───だが、
自分の過ちごと全て、過去の出来事として記憶から完全に消えかかりそうになっていた僕に、それを許さないと言わんばかりの出来事が起こった。
いかに自分が汚れきっているか
それを忘れさせないために
神が鉄槌を下したかの様に
『懺悔』
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