長編
□願うならば……11
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モンスターを退けながらも、洞窟の半ばまでやってきた。
「皆ちょっと待って。レンズが貯まりすぎたから、少し入れ替えさせて」
ルーティは別の袋を取出して、移し替えようとした時だった。
「あぁぁぁぁ!!私のレンズがぁ!!」
レンズがばらまけてしまう。
「皆、拾うの手伝ってよ!」
皆で手分けして探してなんとか集めたが、一枚足りずにルーティが走り回る。
「ルーティ、これか?」
「それよ!!助かったわ、ジューダス」
ルーティがレンズを受け取った瞬間、足元が揺れ始め地面が崩壊する。
「うっ、あぁぁ?!」
「えっ………うわぁぁぁああ!!」
ちょうどその真上にいたジューダスが落ちる寸前、いつもジューダスの近くにいるリオンがマントを引っ張られ一緒に落ちた。
「リオン!!ジューダスさーん!!」
スタンが下を覗くも予想以上に深かった。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫だ」
「今から街に戻ってロープ探して来ます!!少し待ってて下さいね!!」
スタンたちは街に戻っていった。
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