長編
□願うならば……8
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グレバムを追って来たリオンたちは、モンスターに囲まれてしまった。
だが、それらを退けた時にはグレバムは姿を消していた。
「くそっ！………今ならまだ間に合う」
リオンはグレバムを取り逃がしたことで頭がいっぱいで、後方の敵に気付かなかった。
「危ない、リオン！」
スタンに弾き飛ばされスタンを見ると、石化していく。
「俺のことはいい………早く、……グレバム……を」
「スタンっ？！………あんたスタンに助けて貰ったのに、こいつをこのままにしておくき！？」
「今はグレバムを追うのが先だ」
「あんたって奴は！？」
「ルーティ！手伝ってくれ！」
マリーの呼び掛けにルーティも一緒にモンスターを倒す。
リオンはちらっとスタンを見ると、グレバムの後を追った。
「……とにかく今は、グレバムの後を追う。今ならまだ間に合うはずだ」
リオンが神殿から出ようとした時、強い力に引っ張られた。
「…………っ？！」
振り返った視線の先には、ジューダスがいた。
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