長編

□願うならば……6
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リオンと別れてすぐに、また意識が失われる程の頭痛に見舞われた。


「………っ、また……かっ」








次に意識が戻った時、ジューダスは砂漠の真ん中にいた。


「もう少し、まともな場所は無かったのか」


自分が目覚めたところがよりにもよって砂漠の真ん中だということに悪態をついた。

今までのことから、自分がどの辺りの時期に飛ばされたかは大体の予想が着いた。

ただ、今リオンたちがチェリクに着いたばかりなのか、カルビオラに向かっている最中なのかは定かではなかった。

情報収集も含め、距離的に近いのがチェリクで、チェリクへと向かう。







チェリクに着き、リオンたちがまだチェリクに居るとしたらバルック基金と思い、向かう。


ちょうどバルック基金が見えた頃、リオンたちが出てきた所だった。

スタンらとはまだ面識は無いが、リオンとはそれなりに会い、向こうがジューダスのことを覚えている確立が高いため、ジューダスは一応身を隠した。

彼らの会話を盗み聞きをしたところ、やはりすぐにカルビオラに向かって出発するようだ。


彼らに見つからないよう、ジューダスもカルビオラへと向かった。

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