長編

□願うならば…… 2
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ダリルシェイドに着く間に、やはりと言うべきかモンスターが襲ってきた。


初めは、やはり感覚が鈍っていながらも難なく倒せた。


慣れてくる内に気が付いたことが幾つかあった。


それは、以前よりも技が出やすく、体が軽やかなのだ。


そして何よりも、目線が高い気がした。


その理由については、宿屋に行けば判明するのだが………。


ダリルシェイドに着いた頃、早々に宿屋に向かうジューダスだが、周りに投げられる視線が気になった。


歩きながら考えていると、自分の外見はリオンだということに気付いた。


しかし、今更もう遅いと思い苦虫を噛み潰した。


そんなジューダスの元に1人の女性が近寄ってきた。


「あの………この辺では見掛けない方ですわね。お困りなら……///」


頬染めて俯く女性を傍らに、ジューダスはばれていないことに安堵しつつも、自分の身なりがどのようになっているかが気になった。


女性に軽く一言挨拶すると、宿屋に急いだ。



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