長編

□願うならば…… 2
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リアラによって飛ばされてきたジューダス。


眼下には、忌まわしき記憶と幸せな記憶が始まったあの場所。


だが、もはやジューダスにとてっはそれらは懐かしき過去なのである。


ふと足元を見ると剣が一本とダガーが一本転がっていた。


それを拾って腰につける。


あの時代に使っていたものだ。


あれからどれぐらい経ったのか、あるいはそれほど経っていないのかは、ジューダスには分からない。


けれど、手に馴染んだ………今はあの剣は無いけれど、それでも安心した。


「リアラのやつ」


ご丁寧にまでも、武器以外にも必要なものを全て用意してくれていた。


「………さて、これからが大変だな。今がどの辺りなのか、確かめないといけないな」


ジューダスはダリルシェイドを目指して、丘を降った。



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