短編

□リオ雪姫と7人の小人たち
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寝込みを襲って森までリオ雪姫を連れてきました。

今は激しく抵抗をみせるリオ雪姫ですが、傭兵の前では為す術がありません。

継母の言葉を少しニュアンスを取り違えている傭兵は、考えました。

見れば見るほど美しいリオ雪姫。

最初からあまりにも濃いものはどうかと不憫に思いました。



リオ雪姫「おい、放せ!聞いているのか!」

傭兵「そう眉間に皺寄せてると、可愛い顔が台無しだぜ?」

リオ雪姫「うるさい!男が可愛いとか言われても嬉しくなどない!」

傭兵「お前、男なのか?」

リオ雪姫「僕が女に見えるか?!」

傭兵「見えるな。女だと思ってたから手は出さないでおこうと思ってたんだが、男なら話は別だよな?」


言葉ではそう言いますが、傭兵の顔には胡散臭い笑みがあります。

それにリオ雪姫はさらに怒りを露わにします。


リオ雪姫「ふざけるな、白々しい!いい加減、放せ」

傭兵「まぁ、落ち着け。ちょっとばかし、確かめるだけだからよ」

リオ雪姫「確かめる?」

傭兵「そう!確かめる!」


傭兵はリオ雪姫を背後から片腕で抱きしめました。

小柄なリオ雪姫はすっぽりと傭兵の胸の中に収まります。

もちろん、リオ雪姫は暴れます。

しかし、それこそ無駄な抵抗としか言えません。

傭兵は空いた方の手をリオ雪姫の下半身に持っていきます。


リオ雪姫「なっ?!何をする気だ?!」

傭兵「だから、確かめるんだよ」

リオ雪姫「ふざけるな!そんなことしなくとも僕はおと………んっ!」



ドレスの上からなぞられ、リオ雪姫は思わず高い声を上げました。


傭兵「よく分かんねーな」


そういうと、太もも辺りまでしかないドレスは男の侵入を簡単に許します。

下着の中にまで入ると直にそれをやんわりと握りました。


リオ雪姫「あっ!」

傭兵「可愛い声だな」


傭兵はリオ雪姫のそれにゆっくりと刺激を与えていきます。


リオ雪姫「んぅっ……ゃ、やめ…!」


ゆっくりではありますが、的確に善いところばかりを刺激してくるその手つきに、リオ雪姫の足は震え、自力では立っていられなくなってきました。


リオ雪姫「ゃ、やだ!……ぁ、っ」


首を横に振り、嫌だと訴えますが、傭兵には全く聞いていませんでした。

必死に耐えるリオ雪姫が可愛くて、傭兵は行為をさらにエスカレートしていくのです。

やんわりとした刺激に強弱を付け始め、リオ雪姫を追い詰めていきます。


リオ雪姫「ひっ、ぁ、ぁっ……ゃ、放し、て!」

傭兵「このまま出しちまえ」

リオ雪姫「ぁ、ぁっ…ふっ、んんぅっ!!」


傭兵の手によって追い詰められ、そのままリオ雪姫は達してしまいました。

傭兵から解放されたリオ雪姫は立っていられず、座り込んでしまいました。

相手にイかされたこととその余韻で頬は紅潮し、目は涙目で、傭兵を睨みつけています。


傭兵「そういう顔してると狼に食われるぞ」

リオ雪姫「それは別の話だ!」


ツッコミどころがいまいちズレていますが、それさえも可愛いと思ってしまう傭兵でした。


傭兵はリオ雪姫の頭を軽く撫でました。


傭兵「城には戻るなよ。もっと酷いことされるぞ」

リオ雪姫「どうして僕を庇う?」

傭兵「一目ぼれってやつかな?まぁ、次会った時は容赦しねーから覚悟しとくんだな」



傭兵はリオ雪姫を森に置き去りにしたまま、去っていくのでした。




傭兵(そう言えば、肝臓を持って来いって言ってたっけ。ブウサギのでもいいか?何のとは指定されてなかったしな)



こうして、傭兵はブウサギの肝臓を継母に差し出したのでした。






継母「出来ましたよ」

国王「これは何だ?」

継母「レバーのステーキですよ」

国王「そうか!……もぐもぐ……上手い!」

継母「………それはそれは」

国王「何だ今の間は?」

継母「何だと思います?」

国王「まさか、これに何か入っているのか?!(ブルブル)」

継母「人の肝臓です♪」

国王「??!!」

継母「冗談ですよ、冗談。ブウサギの肝臓ですよ」

国王「!!!!!」


国王はショックのあまり、三日三晩寝込んだそうな。
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