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□フレユリ嫌われIF
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IF嫌われを学パロのフレユリでやったら:ギャグ

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その日、女子生徒に呼び出されたのはユーリだった。

「んで、何のようだ?」

ユーリの目線の先には派手な化粧(本当に高校生か?)の女子生徒。
本当はこんなことはしたくないのだが、不良じみた容姿であまり人の寄ってこない(そうじゃないんだけどねbyフレン)自分を呼び出した女子に興味がわいて来てみたのだ。

「(それがコイツとはな)…」
「あのね…私とぉ付き合って」「…は?」

呼び出し=告白の公式は自分の中にもあったが、今のは告白か?
いかにも付き合うことが確定しているような物言いだったが…

「だぁってぇ、私、可愛いしぃ、お金持ちだしぃ…付き合ってくれるよね?」

…ようではなく、事実、確定だったか、とユーリは呆れた。
そしてこんなものに応じず、親友兼(秘密の)恋人であるフレンといればよかったと後悔した。

「(成金のナルシストかよ)断る」
「え…!?」

断られて驚く彼女には呆れしか出てこない。
どれだけ自信家なんだか。
こういうのには一度、ガツンと言ってやらなければ気が済まない。

「断った理由は三つ。その一、自分を可愛いとか思うのはいいが口にすんな。しかも断られないと思ってたとかどんだけ自信家なんだよ。その二、化粧と香水キツすぎ。俺そういうの嫌いなんだよね。その三、俺には好きなやつがいる。勿論お前じゃない」
「なっ!」

言いたいことをほぼ言い切って、すっきりとした顔のユーリ。
それに比べて、女子生徒は思いもよらない言葉にワナワナと震えていた。

そして、ユーリをキッと睨むと彼にも劣らない、悪い笑みを浮かべた。

「もぉ怒ったんだから!後悔させてやるわよ!」
「すでにここに来たことを後悔してるがな」
「うるさい!!私に逆らった罰よ!地獄を見なさい!!」

ヒステリックに叫ぶと、女子生徒はポケットからカッターを取り出した。
それを自らの腕にあてると思い切り引いた。
べっとり血のついたそれをユーリの足下に放り、また悪どい笑みを浮かべと悲鳴を上げた。

「きゃああああああああっ!!」

頭に響くその声と近づいてくる複数の足音、そして足下のカッターを見てユーリは深く溜め息をついた。面倒なことになったと。

(…教師だよなぁ)

そう思っていたのだが、予想に反し雪崩のように入ってきたのは生徒たちで、彼らは直ぐ様女子生徒に駆け寄った。

「大丈夫?アリスちゃん」
「アリス、何があった!?」

いまさらだが、女子生徒はアリスというらしい。
そのアリスに駆け寄った生徒の数人がユーリに気付き、殴り掛かってくる。
飛んでくる拳をいなし、少し距離をとる。

「っと。一応言っとくが、俺はなんもしてねえぞ」
「嘘を吐くな!!」
「じゃあ、なんでアリスちゃんが大怪我してるのよ!?」

女子まで参加してきて少しげんなりとする。
事実を言おうと彼らは信じないだろう。
どうしたもんだか、と考えていると、タイミング良く、彼が表れた。



「何をしている!?」



普通な二人→3P
バカップルな二人→4P
ヤンデレな二人→5P
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