ＳＨＯＲＴ
□TPOを弁えて！
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チェスター・バークライトです。
スパーダ・ベルフォルマです。
俺たち、非常にマズいことになってます！
「おいおいおい！どうすんだよ」
「どうするっても……」
まず立てねぇ……。
どうしてって、たっちまってるから。
「便所行きてぇ」
「……死にに行く気か」
いや、今回は俺たちに非はないんだが……。
「つか、何で便所でヤってんだよ!?」
そう、今回の原因は、
『あっやんっも、むりだ、って！』
『ごめん、もう少しっ』
『ひぁ！なか、いっぱいなの、にぃ』
トイレでいたしている大人たちだ。
このバンエルティア号はトイレが少ないことが数少ない不満のひとつだっつーのに、そんなところでされたら困るのだ。
今は確かに真夜中だ。
けどよー！乗員のほとんどが未成年で夜に起きている奴が少ないとしても、俺たちのように用をたしに来る奴だっているだろう!?
もっと良い場所はなかったのか!?
『やぅっやっはげしっぃん！』
「「〜〜〜〜〜〜っ!!」」
（もう、どうでもいいからさっさと終われーーっ!!）
翌日
「チェスター。顔色悪いけど、大丈夫か？」
「……ああ」
「スパーダも調子悪そうだよ？」「……大丈夫だ」
結局、あの後一睡も出来なかった少年二人は親友に一日心配されることになる。
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