一話完結物

□家康減量計画
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家「いっ…嫌じゃぁ〜〜〜!!もう嫌じゃ〜〜〜!!」

家康は泣きながら去っていった

忠「とっ殿!!」

酒「殿!お待ちください!!」


3人の追いかけっこが始まった…何故こうなったかというと…数刻前…


家康は部屋で足の爪を切っていた…いや…切ろうとしていた…

家「…うっ…くくっ…んぎぎぎぎ…はぁ…はぁ…はぁ…おりゃぁ!!」

ゴロン!!ドスン!!



4階__

酒「…何の音じゃ…上?殿は何しとるんじゃ」

5階__

酒「殿、入りますぞ…さっきは何の…Σ殿!?」

酒井が見たのは必死で貝を割ろうとしているラッコ…ではなく家康…だった…目的はどうやら貝でもなく…腹…いや、足?

ゴロンゴロン

酒「…殿…何をしておられる」

家「おっ…おぉ酒井…いいところに!!ワシの後ろを支えてくれ!!」

酒「?はっ…はぁ…(汗)」

酒井は言われるがまま家康の後ろに回りこみ背中を支えた

家「よし、今度こそ…ぐぬぬぬぬ…ぬぬぬぬ…ぬ〜〜…はぁ…ぁ…」

酒「殿、何がしたいのです」

家「いや…その…ワシはただ…」

忠「殿!殿の好物が届きましたゆえ…何をしておいでで…」

家「!忠勝!!おおワシの好物がとどいたか!!早くくれ!」

忠「何をしていたのですか?」

家「え?…あぁそれは爪を切ろうとしていたのだがな?どうも腹が
邪魔でかがめなくてな…爪が切れなんだんじゃ…」

酒「…なるほど…それで」

忠「…確かにその腹では少し心苦しいやも…」

家「まぁまだそんなに伸びていないので切るのは今度でよい、忠勝、ワシの好物を…」

ひょい

忠勝は家康に届かないように物を上に上げた

家「…忠勝?」

酒「殿…我慢なさりませ」

家「Σ何!?」

忠「殿、少し痩せる必要がござる」

家「うっ…まぁ…確かに少しは痩せたほうがいいとは思うが…今はそれが食べたい!!くれ!!」

酒「駄目です!いいですか殿!!これからは毎食量を減らし、お菓子もナシです!この殿の好物は殿が痩せるまで没収!」

家「Σ( ̄□ ̄;)ガーン」

酒「まずは走りこみですぞ!庭にでましょう」

家「…何故こうなったのだ」

忠「全ては殿のお体のため!」

家「はぁ…」
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