一話完結物

□稲姫の一日 半蔵編
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・・・・暇です…暇すぎて鍛錬にもなりません…そうだ…誰か殿方にでもお相手してもらえれば・・父上は今居ないし殿にして頂く訳にも…・・・・小太郎様…いやいや…命が惜しい…でもかといってほかの他の方々相手では手加減が…←酷い
こうなったら城を抜けだし幸村様のところへ行って幸村様かくのいちに相手になってもらって…
そうと決まれば脱走準備を!
スタスタスタ

半「・・・・稲?」






暇が続きそうなので数日ほど泊めていただきましょう、修行ということで…って前回一泊しましたし♪ ←脱走常習犯

さてっと…準備もできたし…

半「稲姫」
稲「はっ半蔵様!?(汗)」
半「(怪しい…)・・・入るぞ」
稲「えっちょっ…」
半・稲『・・・』
半「なんだ…なんだ…その荷は…」
稲「え〜っと…;」
  
ここで教えよう前回一泊しかできなかった理由を…
今回も同じように稲姫は暇なあまり脱走を試みたそれに気づいたのはまたもや半蔵…そして即座に追ってくる…
だが稲姫は普通に逃げてはつまらないし捕まる、ちょうど鍛錬にもなる、一石二鳥!と思い獣道、山道、森道、もはや道と呼べぬところを通って真田についたのである

がやはり半蔵あきらめぬ、大体検討をつけて下っ端に各地を回らせ即座に連れ戻したのである。
その連れ戻す光景をみていた幸村は唖然…ひとことで言うと…
幸村「怖かった…」
らしい…

理由?終了?


稲「(ここでばれたら前回のように連れ戻されるのではなく行くことすら…脱走さえできないっ)
こっ…これは…部屋を…掃除…しょうと…オモイマシテ」
半「では何故一部のものしかつめていない?着物も数枚、しかつめておらぬ、他にも残っているのに何故…この風呂敷の中身…どう見ても泊りがけで出るようにしか見えぬ」
稲「ぐっ…(おさえるのよ稲っここで負けては計画が…!!はっそうだわっ半蔵様がここに居るからだめなんだわっ)」
半「・・・稲姫?」
稲「…半蔵様?稲のお願い聞いていただけますか?(上目遣い、涙目攻撃!女の武器!)

半「!?…なっ…なんだ?」
稲「実は…市に参ろうと思っていたのでございます」
半「市に?なぜ…なぜ市に行くのに泊まりの荷がいるのだ?」
稲「ここらの市ばかりでは自分の世界も狭いもので…井の中の蛙でございます…ですから他の国へ行ってみようよ思いまして…国を一番よく知るには民のいる市がよいかと思いまして…私の足では数日かかるでしょうから…」
半「なるほど…で…拙者に見て来いと?」
稲「はい…できれば目に見ることもしたいので…こちらに売ってないものを買ってきていただけるとありがたいです…」
半「そうか…わかった…」
稲「行っていただけるのですか!?(パァァ)」←すっごい嬉しそう
半「あぁ…」
稲「ありがとうございます!(っしゃー!!)」
心の中でガッツポーズ
半「では行ってくる…」
稲「御気をつけて…」
半「あぁ…」
シュッ   半蔵立ち去る

稲「…ふふ…ふふ…これで自由のみ!誰も邪魔するものは居ません!すぐに行きましょう!普通の道を行けば数刻ほどでつきましょう!」



稲姫脱走
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