お題・質問

□5.彼が彼女で、以下略
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二人して慌てふためきながら調べたところ(説明書を読んだだけだが)、二、三日で元に戻る事が判明した。



「二、三日なら、ボロを出したら困るしテントに篭っていよう」
俺にはらんまを演じ通す自信はない。
しかし、変なカンジだ。
目の前の俺はらんまで、俺はらんまの姿をしているなんて。
らんまから見た俺は思いの外大きい。
「なあ、ちょっと」
らんまが俺の声で俺を呼ぶ。
「なんだよ」
ガバッと抱きしめられた。ゴツイ腕。
厚い胸板。
俺ってこんななのか。
抱きしめられるらんまはこんな感じなんだなぁ。
「俺って小っちぇーな」
らんまがしみじみと言った。


「えっ、ちょ・・・」
急に押し倒されて、胸元をこじ開けられた。
「やめろっ、何すんだ!」
少し抵抗すると、らんまは意外にもあっさりと手を離した。
「自分のカラダ相手にやるわけねーだろ。良牙はいつもどんな気分なのかなーと思って。おれを押し倒すとき」
「・・・で、どうだった?」
「なかなか楽しかったよ。おめーはどうだった?」
「・・・これからは、気を付けます」



















「彼と彼女のファンタジーな展開7題」より
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確かに恋だったさま
島島島島島島島島島島島
らんまと良牙はいったい何を飲んだんだ、とか些細なことを気にしちゃいけません。
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