良牙×らんま
□煽情的風景
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そんなに、あかねがすき?
そう言ったやつは、赤いチャイナのボタンを一番上まで閉めているのに、妙に艶かしかった。
いつかの恋の釣竿のときとはまた違う。あの時は、どんなに迫られても、胸を見ても、照れはするものの、これっぽっちもこんな気分にはならなかったというのに。
あかねは、おめーにはやれねぇ。おめーじゃ役不足だ。
代わりにおれをすきにして、いーよ。
くらくらする。
俺は今本能に従って動いているんだろう。
やつの手首を掴む。華奢な肩を抱き寄せて口付ける。あまくやわらかい体を抱きしめ、そのまま押し倒す。そして、チャイナのボタンを外していく。少しずつ顕になる豊かな胸。
やわらかな胸に顔を埋める。やつの胸は愛しい人のそれよりも、やわらかく、弾力があり、深かった。
ぎゅう
強く、抱きしめられる。
ぎゅうぅぅっ
抱きしめる腕の力は徐々に強くなっていく。
く、苦しい・・・
チュン、チュン
視界に光が差し込む。
小さな窓から朝日が差し込む。
小屋の中には赤毛の少女と小豚が一匹。
「ん・・・ふわぁ〜」
少女は大きく伸びをする。半開きの目を擦りながら、タオルを手に取り、顔を洗いに出ていく。
残された小豚は、まだ、夢の中。
島島島島島島島島島島島
夢オチでした。