お題・質問

□4.未来の彼がやってきた!
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出前から帰ると、ムース(?)がいた。
「おかえり、シャンプー。疲れたじゃろう。後はおらがやっとくから、お前は休むといい」
そう言って、岡持ちと空のドンブリを持って行ってしまった。


なんだろう。この違和感。
何かしっくりこない。

ムースがこんなに気が利くなんておかしいし、いつもより大人びて見える。
私はどうしてしまったのだろう。





「シャンプー、お茶にしよう」
ムースがお茶と饅頭を持って部屋に来た。
いつもならムースを自室には絶対入れないのに、すんなり許してしまった。
おかしい。



風呂上がりに窓から空を見ていた。東京の空は狭い。

そしたら、ムースがやってきて、私にキスをした。
私は抵抗しなかった。
というより、呆気に取られていて抵抗する間もなかった。
でも・・・いやじゃ、なかった。

「いつだってシャンプーはかわいいだ。『お前』には手を出すまいと思っていたんじゃが・・・」
ムースはワケのわからないことを言って、私の頭をポンポンと撫でた。
「おやすみ、シャンプー」





翌朝になると、ムースはいつものムースに戻っていた。
ホッとした反面、残念でもある。

ムースは私の顔を見るなりこう言った。
「シャンプーはいつでもかわいいだ。でもおらは・・・」
今のお前が一番すきだ。

なーんて、言うわけないか。最後の方は邪魔なところにいたので、ひいばあちゃんに水を掛けられてしまったのだ。


冬も終わりの三月の、ちょっと不思議な体験。













「彼と彼女のファンタジーな展開7題」より
お題配布
確かに恋だったさま
島島島島島島島島島島島
うーん。
解りづらい話で申し訳ないです。
 

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