お題・質問
□3.彼女が幼女に若返り?
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ぐすん、ぐすん・・・
女の子が泣いていた。
五つくらいだろうか。
なんとなく、気になって俺は声を掛けた。
「どーしたんだ?」
俺を見上げた女の子は、しゃくり上げながらこう言った。
「おかあ、さんがね、いなくなっちゃったの」
俺は泣きじゃくる女の子の頭を撫でてやさしく言った。
「じゃあ、俺が一緒に探してやるよ、な?」
別に特別子供好きなわけじゃないが、なんだかこの子はほっとけなかったんだ。
「あっ!あかねっ。
よかったー。乱馬くんが見つけてくれたんだ」
なびきが俺達を見るなりワケのわからないことを言った。
「あかねって・・・。んなワケねーだろ」
「あー、乱馬くんいなかったから知らないのか。
あかね、おじいさんの薬で幼児化しちゃったのよ」
「じゃ、これあかね・・・?」
「さっすが許婚ねー。知らずに掠ってくるなんて」
「なっ、俺はそんなつもりじゃ・・・」
「おにいちゃん」
あかねが小さな手で俺の手を掴んで、ニコッとした。
「・・・ちゃんと元に戻るんだろーな」
「彼と彼女のファンタジーな展開7題」より
お題配布
確かに恋だったさま
島島島島島島島島島島島
もっと、こう、お題に沿って書けよ。
日々精進ですね。