短い話

□最近丸くなった魔王様の話
2ページ/2ページ


「なぁガノン。なんか話しようぜ。
ていうか何か話せ」

「貴様もチビも俺が魔王だって事を完全に忘れてるよな。」





最近なめられてる魔王様のお話








「…幻影の砂漠を抜ける時に注意してる事とかある?」
「普通の質問だったな…目印の旗を年々増やしている」
「あれ?お前の魔法で妨害してるんじゃ」「民が住む場所をわざわざ危険な物にするか?馬鹿小僧」
「………。」



「じゃあさ、漫画とか読む?」
「…なんだそれは」
「絵がいっぱいかかれた本?
あんまりよく分からないんだけどさ。」
「………それはスネークとか言う男が持っていた卑猥な本の事か?」
「なっ…卑猥なんかじゃない!
エロ本は男の子のバイブルだ!!;」
「エロ本言うなガキめ!;」



「…なんでハイラル狙ってんの?」
「資源が豊富で住みやすい。何より水不足に悩まなくて済む。それに、魔物と我々ゲルド族やハイリア人が共存しようとすれば、あの位の国土がなくては…おい、どうした?」
「………それ、別の土地でやって欲しかった…魔物とかハンマーで一匹ずつ仕留めてたよ俺…。」
「…お前魔王に向いてるんじゃないか?」「じゃあ次の「ゼルダ」の魔王は俺って事で。あ、勇者の服貸すよ」
「脱ぐな馬鹿者。風邪引くぞ」
「…パパ!」
「やかましい!!;」



「あ〜マジ眠い。一時間したら起こしてくんない?」
「…寝首をかくかもしれんぞ。
いいのか?」
「その時は化けて出るから安心しろ。
夜中の12時、ふと目が醒めたら首からダラダラ血を流してお前の足下でうめき声を上げる誰かの姿が見える…それで、こんな風にお前の首に手を伸ばしてこう言うんだ。『お前はもう死んでいる…』と」
「途中までならホラーだったんだが」
「決め台詞に北斗○拳はダメか…」



「寝るならさっさと寝ろ。
一時間でいいんだな」
「うん、頼むな。一時間後にゲルド族の女の子とデートの予定だから」
「…ゲルド…。」
「…くかー…」
「…待て小僧!やっぱり起きろ!!;」
「無理だって…夜とか絶対体力使うから温存中ー…」
「何に使うつもりだ!!
絶っっ対行かせんからなあぁぁぁ!!;」






トワプリ「ご先祖様の所の魔王さんはあんまり迫力無いんですね」
ゼルダ「私に本貸して下さったりするんですよ〜」
トワプリ「俺の所も和解出来るかな」

ロイ「(あ…なんか怒鳴ってら…)」



嫁に何かやるものか!!
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ