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□第八話〜ベストカップルコンテスト〜
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ミスコン1日目が終わって、時刻は19時。
綺羽は帰宅し、自室で梓季と寛いでいた。
『プルルルー――』
「はい。…わかりました。はい、明日9時に集合ですね。失礼します」
かかってきた電話に、淡々と受け答えして綺羽は通話を切った。
「あや、選ばれたの?」
「うん。ごめんね、明日予定より1時間早く行かなくちゃいけなくなっちゃった」
ケータイを元の場所に戻し、綺羽は梓季を後ろから申し訳なさそうに抱きしめた。
「ううん。頑張ってね」
「ありがとう」
梓季は綺羽に体重を預け、優しく微笑んだ。
【第八話〜ベストカップルコンテスト〜】
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