□『はじまりは唐突に。』
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クラスメイト「え〜、ソレでは。

明日の文化祭についてですが―――――」






今うちの高校は文化祭シーズン



一年生は展示



二年生は演劇



そして俺達三年生は
出店を担当する









高校生活最後の文化祭という事と

推薦、AO入試の者などで
すでに受験を終えている
生徒を除いては

これが受験前の唯一の楽しみと言う事もあり


皆気合いが入っている







一「なぁ冬獅郎、お前は誰招待すんだ?」







実行委員の話をそっちのけで
ボーと外を眺めていると
黒崎が尋ねてきた







冬「・・・・招待って―――」





修「そりゃ冬獅郎はあの娘誘うよなぁ〜?」






檜佐木がニヤニヤしながら俺の方を見た



冬「は?」




一「あの子って?」




修「電車の君。

コイツいっつも同じ車両に乗ってくる女の事が気になってんだよ」






冬「Σんなっ?!

なんで知って「見てれば分かるっつーの。

お前ずっとあの子の方ばっか見てっじゃねーか。

ありゃ軽くストーカーだな」





一「あー、そりゃキモいな」




冬「Σな?!キモ?!」







確かに彼女の事は気になっていた

でもソレは毎日の様に会うからで


全然
好きとかそうゆうんじゃなくて







冬「っつーか!!

てめーらには関係ねーだろ!!

だいたい、いきなり文化祭に誘うなんてそんな・・・・・・」




修「ソレがまたエライ胸のでかい奴でよ〜」


一「まぢかよ・・・

冬獅郎が巨乳フェチだったとは・・・・「人の話を聞けぇーー!!!

そして人を勝手に巨乳フェチにしてんじゃねー!!!」












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