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□【夕闇】
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この話はシリアスで構成されています。
また流血を含みますので、大丈夫な方だけ画面を下へスクロール下さい。
私が特殊訓練施設から出て一ヶ月だというのに、受付所には数多の依頼が殺到してる。
え?何の依頼かって?
随分と可笑しな事を聞くのね?
もちろん、暗殺の依頼に決まってるじゃない―――。
私には尊敬している人がいる。
暗殺術はもちろんのこと、米軍基地顔負けのナイフゴロ。
ゲリラ戦も難なくこなしてしまう。
その上、訓練時代でさえ部隊にかり出されていたのだからすごい。
年は2つしか離れていないのに。
今日もその人はお仕事。
今回のターゲットは裏業界で屈指の人物らしい。
けれど無駄でしょうね
だって
あの人にかなう者などいないから――。
あ〜あ、つまらない。
はやく帰って来て下さい
先ほど使用したナイフを綺麗に磨く。
それから数分後――
あの人が帰って来た―。
「おかえりなさい、姉様」