ヴィーグリーズ

□第一話 始まり・・・そして出会い
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ここはある国の街中・・・

一人の男がある場所に向かって歩いている。

男の身なりはどこにでも売っているような鎧を身に纏い、腰には長剣を帯びている。この辺りの一般的な傭兵の格好だ。

傭兵が行く場所といえば一つしかない、街のギルドだ。傭兵はギルドで依頼を受け、その謝礼金として報酬を貰い生活している。

無論、依頼の内容は人探しや物品の宅配など色々ある。宅配というのは、離れた街に届けものがある場合、危険な動物などが現れて、たびたび人を襲うことがあるからだ。

表上には知られていなが、暗殺もやっているギルドもあるという。しかし、そんな依頼を目にすることは一介の傭兵にはありえないことだ。

しかし、そんな大きなことでなくとも、人の人生を大きく変えるには充分なのだ。



そう、この男は夢にまでも見なかった。人生を送り始めることになる。

はたして、それは導きの神アシトスの導きか、または気まぐれの女神ケーフィーのいたずらか・・・・
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