ハーメルンのバイオリン弾き〜真実の絆〜
□第五楽章 事実と真実
2ページ/6ページ
そしてシェルたちは客間のようなところに通された。
「早速だが聞きたいことがある。この男に助けられたというのは本当なんだな?」
「は、はい」
シェルは緊張して、声が強張っていた。
「そう緊張するな、別に君を責めているわけではない」
「それより、一体どうゆうことなんだ。さっきケストラーって・・・」
グレートが身を乗り出してきた。
「相変わらずだな・・・少しは落ち着け」
(あれ?二人は知り合いなのかな)
シェルはふと考えた。
「それは私から説明しましょう」
パーカスは息を呑んで話し始めた。