Novel

□暫定的仲間2※
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ゴンの瞳とフィンクスの目がかち合う。
純粋そうな、否、純粋そのものと言っていい、大きな黒い瞳。
それは情に濡れ、フィンクスを上目使いに見上げてくる。

「好きにしていい」
クロロは場所を空け、フィンクスにほくそえむ。

好きにしていい、というか、好きにしないと殺されそうだ。フィンクスは諦めの顔色でそう思い、震えるゴンに覆い被さった。

肌に触れる。それはあまりに滑らかで、掌に吸い付く感触に、思わず夢中になりそうになる。

胸の飾りを摘みながら、 フィンクスはゴンをうつ伏せにし、背後から腕を回す。
あまりあの瞳は見たくない…無垢さと情欲が絡み合っていたあの大きな瞳。
妙な疼きに、箍が外れそうになってしまう気がするのだ。

フィンクスは、既に首をもたげていた自身を取り出す。
子供の嬌声に己が反応してしまっていた事を知り、自嘲の笑みを浮かべた。
ゴンの羽織る浴衣を少したくしあげ、己を細い太股に擦り付ける。
熱く柔らかな肌。その感触に自身をさらにこわばらせ、フィンクスは性急にゴンにあてがう。

二人に何度犯されたのかは定かではないが、そこはゆっくりと怒張をくわえこんでいく。

「ぁ…んぅ……」
ゴンは自らの腕に顔を埋め、獣の様な体位の羞恥に耐えた。

 
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