Precious Time

□無限の想い
2ページ/6ページ



―――サスケ様……ううん…サスケ君が死んだっていのから聞かされて……私の頭は真っ白になった。


―――今まで私は――貴方がいたから………頑張れた……


―――なのに……







止めどなく溢れ出る涙。

悲しみは――底を知らない。






「………だけど……」




サクラは立ち上がる。


本当は泣いている場合ではない――



――サスケ君からの指令は果たしてはいない。


まだ――この事件は解決していない。


サスケ君を殺した犯人を私は絶対許さない。


きっと暴いてみせる―――





メイド刑事として――


恋人として―――





それが私の役目だから――










だから――見ててね……サスケ君……






悲しみを抑え、サクラは、胸元のブローチを握りしめて歩き出した。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ