Precious Time

□My first love
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――――――――知ってる?


私の初恋はあなたなんだよ?



「サスケ君!おはよう!」
「ああ…はよ」
―――よっしゃあっ!サスケ君の挨拶GETー!
春野サクラ。14歳。只今絶賛片思い中です。
私の好きな人は同じクラスのうちはサスケ君。そのサスケ君は成績優秀、容姿端麗、スポーツ万能と非の打ち所がない完璧な人。
勿論、彼に恋する女の子は数知れず。私もその一人なんだけど…
入学式に一目惚れして、二年生で同じクラスになれたけど…
今だ何の進展も無し。
それどころか…ただのクラスメイトしか想われてない始末。
こんなんじゃ…先が知れてるわね…
はぁ………
「何で溜め息なんかつくんだよ」
「えっ…あ…あはは…f^_^;」
うわっいけないいけない…
流れ的とはいえ、サスケ君と一緒に登校中!こんな貴重なチャンスを逃すわけにはいかないわ!
「あ…サスケ君、今日の英語の小テストの範囲広いと思わない?」
「……まぁ…いつもの小テストにしては広いけどな」
「でしょ?私は別にそう広くもないんだけど…ナルト達がさー…」
「………」
「昨日なんてテスト範囲忘れたからって寄ってたかって私のノート見たがるのよ―……英語位自分で勉強しなさいって思わない?」
「ま…ウスラトンカチ達だからな」
「まぁ…それもそうねー…………?…ちょっとサスケ君!今予鈴鳴らなかった?」
「……だな…春野少し急ぐぞ」
「あ…うんっ」
サスケとサクラは同時に同じ速度で走り出した。
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