〜空音〜
□〜prologue〜
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ザワザワッ
今は4月、今日は高校の入学式
たくさんの入学生達が少し大きめの制服をしっかり着こなして登校してくる
私もその中の一人
セーラー服だった制服は深緑のチェックのスカートに変わり、黒のブレザー、ブレザーの中の新しいブラウスには緑のネクタイをしていた
校門を通ると学校を囲むように桜の木が植えられている
玄関前まで行くとクラス分けの紙が貼ってあった
私はクラスを見ようとするが
『み、見えない・・・・』
あまりに人が多すぎて前に行けない
かと言って背伸びをしても身長156pである私は高校生とゆう大きな存在のせいで見えない
私がどうしようかと悩んでいると
「やほっ!」
『え?』
後ろから声がかかり振り返ると中学時代の親友がいた
『葵!?えっ、一緒の高校だったの!?』
あまりの突然さに私は戸惑う
それを見て私の親友、香坂 葵はクスクス笑う
葵「そうっ!知ってたんだけどビックリさせたくて!」
『もうっ!』
私をからかうのを生きがいにしているように葵は笑う
けどよかった。知ってる人がいて・・・・・
『葵、クラス表見た?』
葵「もちっ!朝早く来たからねっ」
『流石葵っ!』
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